9/26(日) 総武トレイン
杉野服飾大学で開催されたセミナーに参加しました。
【パリオートクチュール最新情報&2010SS直前予測セミナー】
「売れない時代の服づくり オートクチュールの今とこれから」■講師 ファッションジャーナリスト 織田 晃氏(NPO法人 ユニバーサルファッション協会理事長)
織田さんより、パリ/オートクチュール界の情報を2時間に亘りレポートいただきました。
以下、その内容を簡単に紹介します。
[概論]【オートクチュールはかっこいい】1945年に150を数えたオートクチュールブランドは、90年代後半には9ブランドまでに減少。
しかしながら近年では若手デザイナーの台頭により、40近いブランドまでに増加。
対照的に興隆したプレタポルテは、90年代後半のピーク時には130ブランドに達したが、
現在ではコレクションカレンダーに載っているのは80ブランドまでに減少。
オートクチュールとプレタポルテは、お互いの市場を食い合いながら歩んできた50年と言えよう。
ラグジュアリーブランドの欧米市場での凋落を、インド・中国・ロシアといった
ファッション途上国の市場拡大がその落ち込みを下支えをしてきたが、
最近ではそれも横ばい傾向に。
[ポイントを4点に集約]◆20、30代のデザイナーがオートクチュールに参入上記/概論を参照。
◆オートクチュールが、プレタポルテに先行してトレンドを発信プレタポルテのガイドとしてオートクチュールを活用。
◆プレタポルテブランドがビジネスを睨んで、
オートクチュール期間中に展示会を開催プレタポルテながら、オートクチュールテイストを匂わす。
◆「時代を超えて価値あるものを作り続ける事が大事」カルティエCEOのコメント。
最近の若者たちの動向を、様々な数値で紹介。
(セミナーを終えて...)
弊社が進めてきた服作りの方向性が、
間違っていない事を確信しました。