2009年11月24日

アームホールのアイロン処理

11/24(火)    今週は稼働日数少

以前、縫製で上がった製品を見ていて気付いた点がありまして
その問題点を解決し、各縫製スタッフにフィードバックして
改善した箇所があります。

表袖付けの際、縫い方向によってアームホールにイセ分量落ちによる
シワが発生しやすくなります。
左袖前部分と右袖後部分にその症状が見られるのですが、その改善方法を
チョコっとお見せします。

※これは普通のプレタ工場では、当たり前の作業だと思いますが。

※但し前提条件として、袖ぐし縫い〜ぐしアイロンは施す。


【袖ぐりの前・後を同時進行】


縫製後...

091119_0909~FAH前-0001-0001.jpg 091119_0907~BAH前-0001.jpg

矢印部分に、浮いているシワが見えます。
このシワが、表に凹みシワとして現れます。


袖ぐりにアイロンを入れる 

091119_0910~FAH中-0001.jpg 091119_0907~BAH中-0001.jpg

アームホールの形状を伸ばさないようにアイロン台にセットして、
袖ぐりの釜底から必ずショルダーポイントに向けてアイロンを入れます。
逆方向にアイロンを掛け易いのですが、そうするとイセ分量が全て
落ちてしまいます。


アイロン後...

091119_0910~FAH後-0001.jpg 091119_0908~BAH後-0001.jpg

縫製後にあったシワが綺麗に消えました♪。


その処理をしたジャケットです。。。


091119_0911~JKF.jpg 


先代の社長がよく言っていました。

袖は、鱈の腹のようにふわっと被ってくるものだ

と...


★こちらは、同じ処理をしたメンズのジャケットです。

091119_1155~メンズJKF.jpg 091119_1152~メンズJKB.jpg

サンプル段階ですが、後ろのイセ分量が多すぎますので、
サンプル提出時に報告いたします。
posted by ミズミズ at 00:00| Comment(0) | 技術研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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