【最近取り組んだ素材/薄手のウール】
アイテムはタイトスカートですが、他社作成サンプルは案の定ピりついていました。
先日密かに開催されたニ友会/技術研修会で、師匠より伝授された対策を講じる機会が訪れました。
■ とあるモノを湿布して〜縫製〜割アイロンをします。
■ 糸も替えながら、時間経過で検証します。
・テトロン80番手使用 4h経過後 右/未湿布・左/湿布済
・スパフィラ80番手使用 4h経過後 右/未湿布・左/湿布済
その差は歴然としています。
■ 検証結果に基づいて先上げサンプルを作成
提出後、数日経過しても"雨の日でも"ピリツキ"は発生しませんでした。
薄手のウールが有する素材特性に対し、昔の職人さんは当たり前のように対策を講じていたようです。
現在の空調が完備された工場内作業ではこの対策は非常に難しく、ワタシの知るところでは
国内でも数社しか対応出来ていません。
(※但し、中国の紳士服工場では実行されているようですが...)
簡易対策ですが、相当な効果がありました。。。
ラベル:ピリツキ