2009年02月12日

生地の縮率に対応するのも仕事の一つか?

2/12(木)   最近このBlogも、ロングテールになりました♪

最近は難素材が多く、諸問題が発生しその対処に苦慮しています。

裁断〜縫製上の問題ならば特に苦としませんが、問題はその前段階〜
生地にあるから問題なのです。

デザインをシャープに見せつつ、着心地をシャープに見せる為に
どうしてもストレッチ素材が多くなります。
そうなると、ポリウレタン等の混率で生地の収縮率が様々な数値を示します。
川上の縮率データは、正直言いますとアテになりません
果たしてどの部分の生地で試験をしているのか...
反物の巻き始め〜中〜終わりでも、テンションによって縮率の相違があります。
また、生地端と中。あるいはサンプル作成でカットされた生地とバルク反でも
厳密に言うと縮率は異なります。

最近は、生地の整理工場でもベテランが減ってしまい、整理精度が低下した
という声も耳にしたりします。
「川上データ3%まではOK」なんて暗黙のルールで生地出荷されますが、
その3%は、着丈・W寸(タテヨコ寸法)が90cmの場合、2.7cmの縮みとなります。
製品になった場合の寸法の許容範囲は、多くてパターン寸法の±1cmで
1%以内となります。

素材誤差が3%で、製品誤差が1%です。

正確な収縮データが工場内で抽出できたら、それなりの手を加えて基準ないの
寸法に製品を仕上げるコトが可能(それも手間とコストが掛かる)ですが、

最近の問題は、そんな単純なコトではありません。

工場ならば普通に経験しているのですが、困ったコトに...

色毎に縮率が異なるのです。

それでも熱収縮で収まれば、上記"それなりの手"で対処できますが、
蒸気収縮の場合だと手の打ちようがありません。
色毎に縮率を考慮したパターンを作成し、色毎に裁断する...
なんてことはコストの問題上、不可能です。

※広大な敷地を有する縫製工場では、スポンジングマシンを装備した
縫製工場もありますが、現状では極めて稀な例となっています。

この場合、どうしますか?。

総裏仕様ならば縫い代での微調整をしますが、裏無し仕様になりますと
そういう訳にもいきません。

matsunokiの師匠は言いました。

「要するに小さくしたいか、大きくしたいか、だな」

まさにその通り!!。

<<建設的な対処法>>

1.生地別に収縮データをとり、先方生産部と調整を図る。

2.収縮データを基に、先方パタンナーとサイズ調整を図る。


※要するに、

問題は工場内に溜めずにアパレル側と情報を共有して、

一緒になって問題を解決する


です。


製品の行き着く先は、アパレルではなくお客様である...
というコトを常に認識し、
我々はその流れの一部を担っている...
というコトを自覚するコトです。

近い将来、国内ファッションビジネスにも要求される

サプライチェーンの再構築

に、繋がる部分でもあります。


ラベル:生地
posted by ミズミズ at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 社長のひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。