2009年12月19日

万能袖馬

12/19(土)    44歳最後の日

弊社の仕上げアイロンには、自分が設計して製造加工依頼した

「万能袖馬」があります。

091201_1312~袖馬全景.jpg

これを作ったのは10数年前...
ドルマンスリーブの割りアイロンにどこか適したカーブ形状はないかな〜
と馬を探しましたが、あまり理想のものはなく、いっそのこと「作ろう」
となった次第。。。

コレは、弊社HP「コラム」の初期の頃に紹介しています。
http://www.miz.or.tv/clmn_bn0702.html

こちらの先の部分でドルマンスリーブの割りアイロンをして

091201_1313~ラグラン部分.jpg

バキューム/ブロー口の部分で、アームホールの処理をします。


袖山のアイロン修正

裏なしパイピング始末の場合、平アイロンでは難しい縫い代をコロす作業が
簡単に出来ます。

このようにセットして...

091201_1311~袖山セット.jpg

縫い代を追い込んでいきます。

091201_1311~袖山アップ.jpg

ショルダーポイントのゴツゴツ感を解消します♪。


釜底の修正

やはり上記同様の始末の場合、簡単に処理が出来ます。

釜底をセットします...

091201_1310~釜底セット.jpg

伸びた縫い代を地の目を整えながら修正。

091201_1310~釜底アップ.jpg


袖の仕上げ

平台で袖下を押さえ込んでから、袖馬に袖を通して吹き上げます。

091201_1315~袖をセット.jpg

この工程は、吹き上げアイロンになってから可能になりました。


その他、衿・ラペル・フラップ...
応用範囲が広い便利な「万能馬」の紹介でした。

ラベル:縫製
posted by ミズミズ at 08:18| Comment(0) | 社内雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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