2010年02月13日

セル生産の発展型について[前提T]

2/13(土)    久しぶりに真面目な仕事の話


(昨日の生産会議にて...)

前日に実施した個人面談で吸い上げた課題を、早速討議しました。


弊社が取り組んでいる[セル生産方式]についてです。

3年前に採用したこの生産方式は、多くの課題を克服しながら
"飛躍的な技術力の向上"という成果を見出しまして、各取引先様から
高い評価を得る事が出来ました。

この[セル生産方式]の実施に至るまでは、直接的な縫製部門のみならず、
パターン設計・裁断及び検品・仕上げプレスに至るまで、各部門において
あらゆる改善を施しました。


まずパターン設計においては...

ルールのない各社各様の縫製仕様を、今まで培ったノウハウを用いて
弊社独自のルール付けをした工業パターン化と、細部まで網羅した
[社内縫製仕様書]の作成という【完璧な設計図】を作り上げました。
デザイナー・パターンメーカーが思い描く三次元のイメージが変換された
パターンという二次元のツールに、我々が立体化する為の必要情報を
さらにインプットした次第です。

この作業においては、現実問題として発生するパターン・仕様上のミス等も、
双方のコンセンサスを得た中で抽出してより良い改善点を提案しています。

同時に素材変化に対しても、熱や蒸気に対する収縮試験等を時間経過で
実施する事によって、素材が一番安定した状態を見出し、裁断・縫製部門
への報告も実施しています。


次に裁断部門においては...

ミリ単位までこだわった、どんなに精度のパターンが完成しても、
裁断品(特に量産)の精度が悪ければ、その後に控える縫製スタッフが
パターン通りに縫うといっても無理が生じます。
パターン設計からもたらされた素材データを参照しながら裁断進行しますが、
厄介な事に反毎にも特性が異なる場合が多々あります。
それを瞬時に察知して素材を安定させる事が、裁断のプライドとなります。

また、精度と共に縫製に送り込む為の重要な要素として、"地の目を通す"
という仕事があります。
生地には、無地でも地の目というものが必ずあり、その地の目を通さないと
要求されるドレープ感やラインが上手く表現されません。
生地によっては延反時のテンションによって、地の目が通されていないものが
多々見受けられます。
プレタの世界では、そのようなものまで地の目を通す仕事が要求されます。

また弊社の場合は、小ロット・サンプルもセル生産で対応する為に、
裁断スタッフ全員がサンプルの着裁ちからバルク対応まで全てをこなす
技量を有しています。

そして...
永遠の命題でもある"きりびつけ"。。。
切り込みや目打ちの跡を残さない為と、縫製上必要な任意のポイントに
どうしても"きりび"が必要となります。
このきりびを付ける作業と取る作業はまったくの間接動作であって、
生産性を考慮する上では極力排除すべきものなのですが、ハイエンドに
近づけば近づくほど、必要な印となってしまいます。
減らしたい裁断と増やしたい縫製の綱引きは、永遠の命題かと。。。


(次回は「縫製部門」編です)


posted by ミズミズ at 00:21| Comment(0) | 社内雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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