2010年10月29日

「グローバル時代のデザイナー育成を考える」@デザビレ

10/29(金)    だって...冷たい雨ですから...呑むよりクルマを選択

(昨夜、台東区小島にて...)

デザビレ外観.JPG


台東デザイナーズビレッジ×ここのがっこう シンポジウム

「グローバル時代のデザイナー育成を考える」

From here everywhere!〜ここから生まれる新しい才能〜



■出演

・宮智泉氏 讀賣新聞編集委員 ファッション担当
・山縣良和氏 リトゥンアフターワーズ デザイナー・ファッション教室「ここのがっこう」主宰
・西山高士氏 2010年度 ITS #NINE グランプリ(文化服装学園卒業 ここのがっこう第1期生)

■司会

・鈴木淳氏 台東デザイナーズビレッジ 村長・社団法人 日本ファッションプロダクト協会 理事


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宮智氏> 日本と海外とのギャップを感じる

・7年振りにパリ・ミラノのコレクションを訪れるが、大きな失望感に駆られて帰国。
御三家以外の「日本の存在の無さ」を実感。

・皆が思うほど、そんなに日本からファッションの情報は発信されていない。

・日本のファッション情報のソースはネットであり、英語で検索すると極端な事例ばかりが注視される。


山縣氏> 「ここのがっこう」の立ち上げ


・日本と外国の教育を受けているので、自らが経験した"価値観の相違"などを伝えたい。

・デザイン教育の理解においての相違。
日本は専門学校を主軸に、外国は"ファッションはアートに属している"。
概念的な発想は、新たな概念を生み出す。

・ファッションの時代観をどう伝えるか。
日本には議論する場がない為、がっこうを立ち上げる事を決意。

・カリキュラム
1.アイデンティティ&コンセプト...自分の概念を確立する
2.デザイン&デベロップメント...リサーチ→デザイン
3.どうまとめるか...展示会・コレクションの実施。ポートフォリオの作成。


西山氏> グランプリ受賞に至るまで

受賞した作品の一部が展示

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・母がイッセイミヤケに在籍していた事で、幼少の頃より服作りに興味を持つ。

・日本の専門学校は、期限内サンプル提出を良しとしている。

・「僕は0点」のDVDを見て、ここのがっこへの入学を決意。

・受賞作は、「モンハン(モンスターハンター)」がテーマ。
日本のポップカルチャー(オタク文化)を、世界に出す

山縣氏>> 「受賞の背景」

・とある裏技により注目を集める。

・ヨーロッパのコンサバティブなファッションゲームに乗らず、素直な熱意が伝わった事が要因。

宮智氏>> 日本はもっと積極的に

・日本のブランドは、大同小異。

・日本には、世界に通用する共通言がない。

・韓国、中国の脅威


鈴木村長の軽妙な司会進行により、シンポジウムは非常に中身の濃いものとなりました。


(セミナー終了後...)

3Fの体育館で開催されている、ここのがっこうの生徒たちの「work in progress展」を見学。。。

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どの作品も、強烈な個を訴えていました。


(いつもの花の舞にて...)

総勢40名による懇話会に参加。

久しぶりに、若者達と熱く語り合いました。。。




posted by ミズミズ at 04:38| Comment(0) | 本日の訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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