直木賞受賞後の待望の新刊。
家庭放棄の父親、子離れできない過保護の母親、
引きこもりの息子...ちょっとディフォルメされすぎた
家族像の感はありますが、ラストに向かって一気に
崩壊は進みます。
個人的には[容疑者X〜]よりもこちらの方が好きですね。
ただ...
最近非常に涙腺が弱くなって(良く言えば感受性が豊かに
なった)ラストに向けてもうボロボロになってしまいまいた。
先日TVで放映された「東京タワー〜」を観ても止め処なく
涙が流れてしまい、隣で観ている長男にバレないように
お腹に抱えたクッションで涙を拭っていました。
でも...オカンの葬儀の場面でオトンが言葉に詰まり
崩れながら号泣した場面では、蟹江敬三に負けないくらいに
ワンワン(←この表現が適切な位)泣いてしまいました。