ちょっと前に読み終わりました。
石田衣良は大好きな作家の一人です。
前々作の[眠れぬ真珠]では、45才の咲世子と17才年下の素樹の純愛を
更年期を迎えた女性の視点から描きましたが、今回は美丘と太一の
あまりにも美しすぎる純愛を若者の視点から描いています。
(前作はIWGPの[灰色のピーターパン]でしたね)
個人的には[IWGP]はもちろんのこと、[ブルータワー]や
[秋葉原@DEEP]も好きなんですが、この作家といったら
設定した主人公の性&年齢を問わずにその内側から語りかけ、
対峙する相手をも内側から語りかける...という表現描写に
卓越した方なんですね〜。
そして稀代の[人間ウォッチャー]なんでしょう。
今までどんな恋愛をしてきたのやら...自分の恋愛経験で小説が
書けるものか...非常に興味が湧きます。
[追伸]
「石田衣良」の本名って「石平庄一(いしだいらしょういち)」
というのは、石田ファンならとっくにご存知ですよね。
(自分は今年知りました...)