年末にバタバタした為、本日久しぶりに読書の時間が作れました。
今年の読破1作目は、小松左京+谷甲州の[日本沈没 第二部]でした。
今作品の設定は[異変]から25年後、世界各地に散って行った日本人は、
国土は失ったものの日本人としての誇りを胸に困難を背負いながらも、
着実に根を生やしていった...。
(ネタバレの為、省略)
その後ストーリーは日本民族の彷徨から、[異変]がもたらした地球環境の
激変へと急展開していく。
しかし話の後半は、中国とさらには米国をも敵性国と見做してしまう雑さ。そしてラストは...
あまりにも稚拙じゃ〜ありませんか(-o-;)。
読みながら大昔に映画館で観た[日本沈没]の、小野寺(藤岡弘)と玲子
(いしだあゆみ)が思い出され、その二人が...ここもネタバレになって
しまうのでカット。
日本人のアイデンティティを論争する部分(だけ)は良かったかと。
[余談]
映画[日本沈没]で東京が地震に襲われた場面で、皇居に押し寄せる群集を
救うべく、丹波哲郎演じる時の首相が訴えた「人々を宮城に入れて下さい」のフレーズが、
何故か今でも忘れられません。