今回読破した本は、ある意味記念すべき第一作目です。
それは、中一の長男が自ら書店で探し、解説を読んで
面白そうだからと買って読んだ本なのです。
「面白かったから読んでみてよ」と渡されましたが、
その時点でこちら「恩田陸」に難航しておりまして、
「読んだ?」「いやっまだ」「読んだ?」「いやっまだ
手持ちの本が読みかけ」という会話を繰り返していました。
恩田さん通過後に読み終えたのが、
この大倉崇裕の「無法地帯」でした。
稀代のオタクを自負する(?)著者が描く、レアグッズを
めぐって繰り広げられる争奪戦が舞台。各ジャンルの様々な
職業のコレクター達が登場しますが、登場場所といいその
レアグッズといい、著者の知識はかなりのもの。かなりその
道に精通しないと描けない世界でありまして、作品を通して
著者の生き生きした姿が想い描かれます。
かくいう私もちょっとこれに近いオタク的部分がありまして、
小中学生の頃に作らずに大事に保管してあるプラモデルが
あるのです。
数年前にその手の模型専門店に行きましたら、なんと自分の
保管しているプラモデルが¥10000〜15000の値段が付いて
いるではないか!!。
これはそのまま寝かしておこう。。。と思い、実家から
自宅に引き上げて大切に保管しています。
その姿を知ってか知らずか、はたまたDNAか、長男もおそらく
その部分を持ち合わせているようです。
保管品の一部...
田宮模型 1/50 「零観」「三式戦:飛燕」
わかる人にはわかるかな。。。