先日、書店の平積みで「柴田よしき」さんの新刊に出会いました。
「回転木馬」というタイトルです。
なんだか懐かしくなりまして、すぐに手に取りレジへと向かいました。
「柴田よしき」さんの作品は今から10数年前に出会い、そしてファンになった
最初の女流作家です。
第十五回横溝正史賞を受賞した「RIKO−女神(ヴィーナス)の永遠」から、
「聖母(マドンナ)の深き淵」そして「月神(ダイアナ)の浅き夢」へと続く三部作...
警視庁の女性刑事「村上緑子」の恋愛&性愛小説としても絶賛を浴びた
新たな警察小説に、どっぷりとハマッてしまったのでした。
残念ながらその後RIKOとは出会えませんが、昨年読んだ「誉田哲也」さんの
「ストロベリーナイト」の主人公:警部補「姐川玲子」に、その姿を逢わせ見ました。
(続編を期待します)
(話を本作品に戻して>>>)
女性探偵「下澤唯」が、謎の失踪を遂げた夫を十数年に亘り探し続けます。
僅かな手掛かりを頼りに、その過程で様々な運命十字架を背負った女性達に
出会い、心を交わし、そして再会を夢見てラストへとストーリーは展開します。
[読後感]
久しぶりの「柴田よしき」さん、女流作家ならではの繊細な心理描写に触れました。
ラストは...ネタバレですが幸せな結末を迎えます。
「追伸」
本日、恩田陸さんの新刊「朝日のようにさわやかに」を注文しました。
またまた「恩田ワールド」に浸ります。