2007年07月15日

「第3回技術研修会」

7/15(日)  台風4号が列島縦断...関東に接近中!!

(昨日)
9:00より「第3回技術研修会」スタートです(本日の参加は13名)。

今回の研修テーマは「パーツのパターンと裏地パターンの展開〜裁断」です。

まずは、講師の方から6/30のBlog「第2回技術研修会」の校正が入り、
早速、本文を加筆修正しました(ありがとうございました)。

【断面図】
まずは前回補足の勉強会で実施した「工程分析表」の解説と、縫製上注意が
必要なポイントの立体的な断面図の説明からスタートしました。
|Pbgf}.jpg
☆これは、[胸箱ポケット]と[腰玉縁フラップポケット]の断面図です。
この「断面図」は、「工程分析表」と同じく重要で、工程を立体的に表す事により
縫い方の順番や、縫い代の干渉などを整理・確認します。

【パーツのパターン】
「フラップ」
tbv.jpg
☆フラップは表身頃の上に重ねる為、「フラップの前中心が後に逃げやすい」
という問題を生じやすくなります。
その対策としまして、まずはパターンの段階で脇側を5mm高くします。
☆縫い代は、表1cm裏0.8mmとして引き分を設定します。
☆フラップ身返しの地の目ですが、実はいろいろな方法があります。
今回は裏地を使用しますが、フラップの角に正バイが通るように設定する事があります。
そのメリットとしては、角から付け側センターに対角線上に地の目を
通す事により、
角が引き上げられフラップのハネ防止に効果を得られます。
但しデメリットとしては"バイヤスで縫いにくい"事が挙げられますが、
これは裏地に薄い芯を貼ることで対処します。
中にはハーフバイヤスにとる方法を用いたり、また傾斜のきつい[斜め
フラップ]の
場合は、フラップ底に地の目を通して伸び防止に対処したりします。
いずれにしましても、素材&デザインに対応できる「様々な引き出しを
準備しておくコト」が、重要なポイントになります。

※綾織りの素材の場合、綾の通っている方が伸びやすく、左右で伸び方が
異なりますので工夫が必要になります。

「箱ポケット」
|Pbg.jpg
☆表側と裏側で、縫い代分3mmを引き分として調整します。

※縫い代の設定は、重なる縫い代が生地の厚み分によって干渉しないように
設定を変えます。この際に前述の「断面図」があると、理解が容易になります。

【ノッチの入れ方】

☆後身頃と脇身頃の縫い合わせなど、ラインは基本的には原型パターンに近い
同じカーブラインになっています。そのラインを確認しながらノッチを入れますが、
★ここで重要なのが、縫製時点でそのラインが同じカーブなのか否かが
頭に入っていて作業しているか...という事です。
言い換えれば「断ちきりを合わせて縫うだけが正しい訳じゃない!」
です。
そして生地が一番落ち着くところで地の目を見る事も重要です。

「前身と身返しのチェック」
(ラペル返り線より上)
☆身返しを下にして前身頃を上にしてノッチを入れます。
(ラペル返り線より下)
逆に身返しを上にしてノッチを入れます。

※ちょっと話がそれますが、肩に伸止めテープを貼る場合に前肩と後肩の
どちらに貼りますか?。
通常は前肩に貼って、後肩のイセ分量を寄せながら肩入れしますが、
中には後肩に貼る工場もあります。
イセ分量をぐし寄せをしてアイロンで殺しながらテープ貼りをしますので
工程数的には前肩に貼るよりも増加しますが、左右同じ位置にイセが入る
というメリットがあります。

「地衿と表衿のチェック」
※ここで問題が発生しました!。弊社ではミスを減らすために、表衿と地衿の違いが
一目で分かるようにノッチを入れて間違いがないよう区別していましたが、
講師の方から「それではパターンを見る習慣が養われない」と指摘を受けました。
今まで当たり前のように行ってきた習慣も、外部の方から客観的な視点で
見てもらうことにより、欠点が如実に浮かび上がってきます。
一同が反省するする機会を得ました。

※続けてもう1点、弊社ではヘム折り返りにノッチを入れてません。
細かいところですが、この角度が変わる部分、上から縫う場合と下から縫う場合で
ノッチはズレてきます。角度が変わるという事は、そこで針が止まるという事です。
ここでも、そのパターンの形状&意味が頭に描いているかどうかが重要になりました。

【裏地パターンの展開】

表地の運動量に対応するように、伸縮性のない裏地にキセかけ分や、ゆとり量を
設定して、裏地パターンを展開します。
nWJ.jpg
「前裏」
☆表身頃のダーツ処理に関して様々な手法がありますが、今回は以下の手順で展開します。
@表前身頃パターンの身返し線より脇側を写します。
Aダーツ下をダーツ延長線で切り開きます。
Bダーツ止まりで前脇側を2mm開いて、ダーツ量を減らします。
Cバストラインより下の任意の線を引き、その上を身返し線と肩先の中間辺りに
直上した線で3mmゆとり分量を幅出しします。
Op^[.jpg
D身返しとの縫い合わせ分、1cm縫い代を付けます。
E裾に5mm丈出しします。
O.jpg

「後身頃」
☆@バストラインの下、任意の線から直上した線で3mmゆとり分量を幅出しします。
A裾に5mm丈出しをしましす。「脇身頃」も同様に丈出しします。
np^[.jpg
B後中心にキセ分を1cm、ウェストラインより上に付けます。
※多くの場合、ブランドネームを後中心の裏地に付けます。
中にはバカデカイネームを平気で後中心に付ける指示をする人がいますが、
本来機能上はあまり宜しくない事です。

「袖」
アームホールに、折り返り内回り分量を2〜2.5cm入れ、0.5〜1cm幅出しします。

☆下袖の前側、アームホールで2.5cm丈出しして、0.5cm幅出しします。
また袖口でゆとり分を0.5cm出します。
後側は、2.0cm丈出しします。丈出ししたアームホールのラインを引き直します。
☆山袖の前後も下袖同様、但し袖山はゼロ、幅出しは1cmとします。
☆表袖の伸ばし分量を、裏地で同様に伸ばすことはあり得ませんので、
その分はパターンで出します。
☆中止じ用の合印を、ゆとり分0.5cm調整して付け直します。
☆アームホールの合印は、表袖の分量から計算して付けますが、多少位置は移動します。
裏地のバイヤスの地の目部分にイセ分量が多く入るように設定します。
袖裏.jpg

【芯貼り】

☆袖山・背芯を貼る際に...芯を貼った境目を嫌う場合、芯を波型にカットして
目立たなくする方法があります。

【裁断】

☆裁ちバサミを使用する場合は、常に親指に力を入れます。親指を入れた刃は、
支点の先は下刃となりますので、これが安定しないと生地も真っ直ぐに
切ることは出来ません。
☆切られるほうの生地を持って裁断します。ローラーカッターを使用する場合は
その逆で、裁断パーツの方を押さえます。

【本日の豆知識】

指抜きを使用する場合...レディースは第二関節下に、メンズは第一関節下にします。
第一関節の方が、力が入りやすいからのようです。尚、メンズでは
短い縫い針を使用します。


(研修を終えて)
裁断は、各自次回研修日(7/28)までの宿題となりました。
ラインの引き方も皆、前回よりもスムースになり、パターンに対する
理解度も格段に向上しました。
何より貪欲に知識を吸収しようとする姿勢が、前面に表れています。
次回からは縫製の実践場面に入ります。
みんなで頑張って行きましょう!!。













posted by ミズミズ at 13:40| Comment(3) | TrackBack(2) | 技術研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
研究会記事へ
内容については、問題無いと思います。
袖裏の作り方は申し訳有りませんが、
FAXの訂正資料と入れ替えて下さい。
      
      ヨロシク
Posted by kami at 2007年07月18日 12:47
kami講師様>
毎回お世話になります&公正ありがとうございました。
次回7/28の講習会までに、皆必死になって
宿題を進めていますので、また宜しくお願いいたします。
Posted by ミズミズ at 2007年07月19日 00:59

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Posted by 腰痛アドバイザー at 2008年03月14日 00:01
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