[本日の血圧 126mmHg/83mmHg...微妙に低下]
(昨日)
第8回技術研修会が開催されました。 (全員参加)
今回の研修会で、いよいよジャケットが完成します。
本日の内容は...
「肩パット付け」〜「中とじ」〜「仕上げアイロン」という流れで
完成を目指します。
※前回の復習[衿付け]と、[棒衿]と[釜衿]の違い
☆[衿付け]...
衿の付け止まりは、表衿と地衿でズレる...というコトを意識しながら付けます。
表衿を先に付けて、地衿が吹き出ないようにします。
☆[棒衿]と[釜衿]の違い...
今回はレディースに多用される[棒衿]を用いましたが、メンズに用いられる
台(月)腰衿を切り替えた[釜衿]を紹介します。
表衿を展開し、クセ取りをしながら首に添うような衿になります。
(上/釜衿 下/棒衿)
※衿作りに関しては、また別の機会に触れたいと思います。
【肩パット付け】
肩パット付けで、服のイメージが大きく変わります。
※肩パットは、第6回技術研修会で調整したしたものを使用します。
☆ゆとり分量...
肩パットを付ける際、身頃外周り分のゆとりが必要になりますが、実際の
作業では、Rを逆にして付けなければいけません。
そのまま付けると足らなくなりますので、表身頃に5mmほどゆとりを入れて付けます。
さらに後身頃が落ちないように、+5mmゆとり分量をつけます。
肩・後中心に肩の運動量のゆとり分を入れましたが、アームホール側からも
イセを入れて、ゆとり分量を確保します。
※但し素材により、ゆとり分量を調節します。
☆運針...
運針は返し針で、針はまっすぐ落として通します。
ゆとりの余った部分を刺していきます。
刺す場所は、縫い代の真ん中を止めます。あまり際過ぎると、糸の締まり具合
によっては、パット先が広がってしまい後工程で処理が難しくなります。
※遡りますが、裄綿付けの際に、袖付け線が多少曲がってしまっても
修正しながら裄綿を真っ直ぐ付けます。
このラインがパット付けの案内線になります。
☆確認...
身頃(袖付け線)をフラットに戻して、身頃に余りが出来るかどうか確認します。
☆検品時...
製品の裏側から指を入れてボコボコしていたら、肩パットが平らに付けられた
状態です。
外周り分量をとってパット付けをしますと、裏側のパットもスッキリしています。
右側が肩パットを付けた状態です。
違いが確認できます。
<<肩パット付けの手の動き>>
@左手の親指と人差し指で身頃のアームホールを支え、
人差し指と中指の間にパットをセットします。
※この左手は常に固定します。
A右手の人差し指と中指で、パットを持ちます。
Bグイッとアームホールを曲げて、右手親指で外周りのゆとり分量を調節します。
(ここで[みんなでパット付け]をします♪)
※中とじ〜は、あとでアップします。