2007年09月23日

第8回技術研修会(最終回)-A

9/23(日)  夕方は曇り...雨雲っぽいです。

<第8回技術研修会-@の続き...>

中とじ
☆肩とじ...
肩線をとじる場合は、固い方(大体は前肩)をとじます。
※メーカーによっては、前後の肩線をダブルでとじる場合もあります。

☆釜底とじ...
釜底から前後3cmずつ合印を合わせながらとじます。
釜底とじ.jpg

☆山肩とじ...
S.Pから前後2cmずつ、ゆるみを持たせてとじます。

※背抜きの場合、必ず裏地の"落ち"が出ますので、切替先をとじます。

[★参考に袖ぐりを1周とじます]
・袖ぐりを1周とじる事により、アームホールが安定して
袖裏がダブつかずにキレイになります。
・なじみを良くするには、袖裏(アームホール)をまつりますが、
ミシン縫いの場合は、空き部分として袖裏部分や袖口などが
あります。
※ある工場では、アームホールの上部2/3はミシン縫いをして、
残り釜底1/3をまつる方法を採用しています。

☆脇とじ...
ウェストを"またがない"位置をとじます。
必ず"とじは脇"と限定せずに、全体の裏のバランスをみて
とじる位置を決めます。

☆裾まつり...
ヘムの真ん中をまつります。4cmヘムの場合は2cmのところをまつります。


仕上げプレスアイロン

★仕上げアイロンは、中間アイロンの延長線上にあります。
アイロンを掛ける方法は、各パーツの割りアイロンの要領です。
☆裾は右に置き、下から上へとアイロンを掛けます。
☆身頃は手前にたたみ、右前身頃から掛けます。

<アイロンを掛ける順番↓>

@アームホール裏側から、釜底にアイロンを入れます。
dグAC@.jpg

A袖付け線を決めます。

B下袖の地の目を真っ直ぐに通しながら、袖にアイロンを入れます。
dグACA.jpg

C前肩部分はダーツを外してセットし、出来るだけ平らな面をプレスします。
dグACB.jpg

D後肩はしっかりとアイロンを入れてコロシます。
dグACC.jpg

E前端線の地の目を通してアイロンを入れます。
dグACD.jpg

F脇身頃
G後身頃と中間アイロンの要領でアイロンを入れましたら、
左身頃も同様に、前身頃から順番にアイロンを入れます。

H衿周りをセットします。
基本的にはパターンで形状が決まりますが、素材によっては
アイロンテクニックで、メンズ寄りorレディース寄りに
アレンジできます。

YEfB[X.jpg
(向かって 左側/メンズ仕立て 右側/レディース仕立て)


【研修後記】 
約3ヶ月に亘る「技術研修会」が、終了しました。
まずはスタートにあたり、どのような内容でスケジュールを組むか、
またどのメンバーを対象とするか...などを検討しましたが、
全員が同時に、一から服作りを学べる汎用性のある内容を講師の
K氏と決めました。
計8回に亘って[1着の服]が完成しましたが、初めて聞いた見た内容、
忘れていた基本、応用すべきテクニックなど、各スタッフにとっても
大いに勉強になりました。
セル生産にとって大切な多くのコトを習得しました。
大切な事は、どれだけ技術の引き出しを持てるかという事です。
その時々に、その素材・デザインに応じて引き出しを開けてテクニックを
駆使する。。。
そういう服作りを今後も目指していきます。

参加したスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

そして講師のKさん、

本当にありがとうございました。




posted by ミズミズ at 18:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 技術研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、
私は、京都でクリーニング営んでいます。
桶作貴彦ともうします。
こちらの、ページに辿り着いたのも、
日ごろ、沢山のスーツをアイロンしてますが、
自分で納得ゆく仕上がりに、到達してないからです、このページで学べることは、吸収したいと思っています。
このページで、作成されているスーツの仕上げり、凄いと思ってます。
大変お手数ですが、仕上げているスーツのアイロン温度や、今後上達するためには、こんな参考書があるとか、教えて頂けたら勉強したいです。お願い致します。
Posted by 桶作 at 2008年12月09日 22:12
桶作サマ>

訪問ありがとうございます。
ご質問のアイロン温度ですが、基本的には生蒸アイロンを使用して、素材に応じて電蒸アイロンを使い分けしています。
仕上げプレスの参考書は、残念ながら思い当たりません。
いつもアイロン作業で気をつけている点は、
@地の目をセットする。
A必要以上に、蒸気・バキュームを多用しない。
B指で、服の状態(温度・風合いなど)を確認する。
などです。
アイロンは、形を作る事ができますが、それ以上に形を崩す事が容易なので、シルエットをイメージしながら立体的に仕上げます。
さらにはダーツ量をどこに分散するか、またどこをイセ込むか...など、とても奥が深い仕事です。
Posted by ミズミズ at 2008年12月09日 23:14
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