[本日8:30の血圧 143mmHg/99mmHg...やっと100を切ったアベレージゴルファ〜]
(技術研修会の続き...)

【第2部 実演】
「ピーコートの全て」
講師・ 潟hレッサージュ代表取締役 繁田 勇氏
前半/パターン解析、後半/実技 の2部構成です。
[パターン解析]
☆弛みについて
地球の円周/約4万kmに1m弛みを加えたロープをぐるりと巻いたと仮定すると、
地表面とロープの間には1/2π(≒1/6) = 約16cmの隙間が生まれます。
これは、どんな大きなものでも一定の隙間が生まれるという例えですが、
この考え方がパターンを設計する際の基本となります。
それに基づいたものが、下記の「メンズウェア原型サイズ割り出し表」となります。

※総丈とは...第7頚骨から床までの寸法の事ですが、ちょうど顎下の位置にあたるので、
身長から顔の長さを引いた寸法として割り出しても良いでしょう。
☆袖山の高さ
どこにも皺がないストンと落ちた袖は、袖山がAH/3の高さが必要となります。
これはテーラードジャケットに用いますが、カジュアルジャケットの場合は
袖山がAH/4の高さとなり、シャツの場合は袖線が肩傾斜の延長線上で良いので
袖山はAH/6の高さで十分となります。
☆1940年代のピーコート

※ピーコートとは...
厚手ウールのダブル前で腰丈の外套(オーバーコート)である。
イギリス海軍が艦上用の軍服として着用していた。オランダ語で
ラシャのコートを意味する pij jekker(ピーヤッケ)が語源と言われている。
英語では pea coat と呼ばれる。パイロットコートとも云う。
幅広のリーファーカラー、手を温めるために縦に切り込みを入れたマフ・ポケット、
錨をあしらったボタンなどが特徴。
艦橋や甲板などの厳しい気象条件で使用することから、風向により
左右どちらでも上前を変えることが可能となっている。
片方のボタンが破損してももう片方で止められるという冗長性確保の意味もある。
peaとは、錨の爪の意。
(Wikipediaより引用)
こちらは1940年代のUS SAILORS WARMER JACKET と呼ばれるもので、
錨のマークの釦と、両前のラペル、マフポケットが特徴となります。
各国海軍によって微妙にデザインは変化しますが、機能的には大差はありません。
☆原型を基にアレンジしたピーコート

前述のピーコートを参考にアレンジを加えたピーコートです。
まずは1枚袖を2枚袖に変更しました。
続いて裏地に持ち出しをつけて、マフポケットの袋布を収めました。

[実技]
衿作りと箱ポケット作りの実技に入りましたが、
素材の色が暗い為にモニターではよく分からず、
後日発売予定の[技術研修会DVD]を待つ事にします。
(17:00〜1階の食堂に移動して、懇親会がスタートしました)

乾杯の発声の後、懇親会スタートです♪。
前回お世話になった内藤勇先生と黒川昭夫先生にご挨拶...
内藤先生とは、ひょんなところで繋がっていました!!。
10数年ぶりに、東スタのパタンナー森島和樹さんと再会!!。
今も現役で従事されているとのコト。
後を振り向くと、ナント現在お世話になっているYOSIE INABAの
パタンナー大島さんがいらっしゃいました。ビックリ!!。
運営委員の小倉万寿男さんに師事されていたとのコト。
一度小倉先生とお話ししたかったので
2次会で大島さんを介してお話しさせていただきました。
感謝!!。
(有)アンティフリーズの岩井正博社長ともご挨拶。
岩手モリヤの森奥信孝社長とは、2次会にて久しぶりの再会!!。
ガンガン飲まされました。
その他大勢の方と、名刺をサブホルダーから再充填するほど
名刺交換&お話しをさせていただきました。
ただ残念なコトは...
前述の方々と運営委員の樺メ洋装店の辻庸介社長、
(有)ファッションしらいしの白石正裕社長と、
二友会の若大将/潟Aトリエいしくらの石倉崇之社長
しか縫製工場は出席していません。
もっと表に出ていろいろな人達と交流を持つべき、情報発信するべきです。
素敵な出会いに感謝♪
フラフラニナリナガラ...ジタクニタドリツイタモヨウ...
帰巣本能に感謝 (^_^;)