本日より、新型[ケープトレンチ]のパターンチェックを開始します。
パターンチェックは、弊社の生命線です。
ルールのない様々なパターン&縫製仕様書を、この段階で社内仕様化します。
これはどんな大手メーカー様のどんなお偉い方のパターンでも、同様の作業を施します。
ここで[完全な設計図]を完成させないと、その後の作成工程内でのトラブルは
多大な損害を発生し、大きなタイムロスになります。
☆まずは、折ってたたまれたパターンをアイロンできれいに伸ばします。

折れた線をそのまま使用すると、必ず何mmかの誤差が生じます。
ちなみにアイロンで紙は縮みません。試しに収縮データをとりましたら
縦収縮は殆ど無し/横収縮は0.025%と問題なしでした。
パターンチェックと並行して、実際に使用する生地の
収縮テストを行います。
@テスト用の生地をカット

生地の中央部分をカットします。生地端は打ち込み度合いが異なる為に
適正な数値が検出されません。
A乾熱テスト

芯地接着条件と同じ、120℃・0.5kg/平方cmで乾熱収縮を加えます。
Bデータ測定
[シュランクメーター]を使用した4点計測で、乾熱テスト後の
収縮データを測定します。

(熱が冷めるまで1時間放置します)
C蒸気テスト
続いて蒸気アイロンを使用して、蒸気による変化を調べます。

D再計測
蒸気を加えた後のデータを計測&プリントアウトします。

乾熱後のデータと合わせて収縮データを作成します。

Eこの計測作業を、3時間後、6時間後と時間経過を経て実施します。
★最近の素材は難素材が多く、一度収縮した生地が半日経って半分だけ戻る...
といった非常に取り扱いの難しい素材も登場しています。
この時系列収縮率計測データに基づいて、生地を安定加工させるかパターンで
調整するかを判断します。
但し、あくまでもこれは縫製前のデータの為、縫製による縫い詰まり・
生地の自重によるダレなど、実際に作成してからまた再調整を図ります。
・プレタポルテの世界では、このような難素材と日々向き合いながら、
寸法誤差数mm厳守の世界で格闘しているのです。
【パターンチェックのポイント】
☆縫製仕様書との確認
☆ラインの繋がりを確認
☆展開量の確認
☆イセ分量の確認
☆ノッチ(切り込み)の確認
などなど...
このような項目を、実際の生地に当てはめて微修正します。
☆★先様と頻繁に連絡を取り、コンセンサスをとる部門なのです★☆



工賃によってですか?
素材特性を掴めないまま、作成進行は出来ません。
来週は、いよいよ裁断〜縫製へと進みます。
こんな裁断前に手間が掛かっているとは思いませんでした・・・。
まだこれから裁断・縫製・仕上げがあるんですよね。はぁ〜職人さんって凄いです。
デザインする方と連携プレーが一番大切なんですね。
実況中継有難う御座います。ますますこの頂いたケープに愛着が湧きました。大事に着させてもらいます。
初の製作過程生中継が私の所だなんてうれしいやらありがたいやら・・・
先上げサンプルが出来次第、またすぐ伺います!
>北条さま
ほんとに職人さんってすごいですよね・・・。
自分が持っている商品のバックグラウンドの物語を知ると、ほんとにますます愛着が湧きますよね!
私が伝えたいのは商品自体が持つ魅力+その物語なので、ケーエムさんのこの姿勢が本当にありがたくてうれしいのです。
作り手にとりまして、最終購買者の方々まで製品と共に想いも伝わるコトは、まさに理想系です♪。
製造者責任を感じながらも、皆々様の喜ぶ姿を頭に描きながら頑張って作り上げます。
こんなに工程があるとはビックリです。
しかも、生地の中央を切っちゃうの!!!もったいない!!!など、思っちゃいましたが、凄く大切な工程なんですね。ますます、私の所へお嫁に来て欲しくなりました。
仕上がりまで、楽しみにしています。身体に気をつけて、頑張ってください!!!
とても素敵なきっかけを作っていただき感謝しています。
エンドユーザーまで届く[製品と気持ちのキャッチボール]
完成に向けて頑張ります♪。